花粉症を軽くするために早めの準備を!
こんにちは!もうすぐ花粉が飛び始める季節ですね。花粉症の人にとっては、くしゃみや鼻水、目のかゆみがつらい時期です。でも、ちょっと早めに対策を始めることで、これらの症状を軽くできるかもしれません。
今年の花粉は昨年と比べるとどうなの?
市原など南房総では2月上旬から、東京・西船橋では2月中旬から花粉が飛び始める予測となっています。2024年の夏が猛暑だった影響で、今年の花粉飛散量は全国で軒並み多く、関東では前年比160%と、花粉症の方にとっては辛い春になりそうです。
抗ヒスタミン薬って何?
花粉症の原因のひとつは、体が花粉に反応して「ヒスタミン」という物質を出すことです。このヒスタミンが、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こします。抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの働きを抑えるお薬です。アレグラ(フェキソフェナジン)、アレロック(オロパタジン)、デザレックス、ビラノア、ルパフィンなど10種類以上もあります。
早めに飲むとどうしていいの?
花粉が飛び始めてから抗ヒスタミン薬を飲む人も多いですが、実は花粉が飛ぶ1-2週間前から飲むと、症状がもっと軽くなることがわかっています。どうしてかというと、早めにお薬を飲むことで、ヒスタミンが体の中で大きな働きをするのをあらかじめ防げるからです。
インバースアゴニスト効果って何?
抗ヒスタミン薬には「インバースアゴニスト」という特別な効果があります。ちょっと難しい言葉ですが、簡単にいうと、「ヒスタミンを放出する受容体の数を減らすことができる」ということです。つまり、花粉が飛び始める前に飲んでおくと、花粉が体に入ったときにヒスタミンが暴れるのを最初から抑えられるんです。
どうやって始めればいいの?
1. 関東地方であれば、1月下旬から抗ヒスタミン薬を飲み始めましょう。
2. 市販薬でもありますが、症状が重い人はお医者さんに相談すると、あなたに合ったお薬を教えてもらえます。
最後に
花粉症は完全に治すのは難しいですが、準備をしっかりすれば快適に過ごすことができます。今年は早めに抗ヒスタミン薬を始めて、つらい症状を減らしてみませんか?
みなさんが花粉症の季節を少しでもラクに過ごせますように!
おまけ:花粉症を治す「舌下免疫療法」という方法も
毎年お薬を飲んでも花粉症が辛い方、受験を見据えて眠気の出る薬を使いたくない方は、免疫舌下療法がおすすめです。
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